家庭用精米機の仕組みを解説。かくはん式や圧力式など種類の違いも紹介!

家庭用精米機の仕組みと種類について、簡単に解説をしていきます。

一般的なご家庭では、扱いが比較的簡単な「かくはん式」と呼ばれる精米機がファーストチョイスになるのですが、ケースによっては「圧力式」や「圧力循環式」を選んでみてもいいかもしれません。

それぞれについてわかりやすく解説していますので、精米機を探している方はぜひ参考にしてみてくださいね!

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精米機の種類と仕組み

精米機には大きく分けて3つのタイプがあります。

  1. かくはん式
  2. 圧力式
  3. 圧力循環式

当然ですがそれぞれ特徴が異なり、精米の仕上がりにも影響してきます。また価格やお手入れのしやすさなどにも違いがでてきます。

かくはん式

 かくはん式(別名「対流式」)の精米機は、比較的シンプルな構造になっています。

羽根の付いたかくはん棒が、かごの中でプロペラのように回転。玄米同士が摩擦によってこすれあい、お米の表面を削り取ることによって精米する構造になっています。

回転を利用しているため、剥がれ落ちた糠(ぬか)は遠心力で、「ぬか容器」へと溜まっていく仕組みになっています。

イメージとしてはミキサーに近く、ご家庭でも簡単に精米ができる仕組みとして導入されています。

かくはん式精米機の特徴は?

メリット
  1. お米の温度が上がりにくく、劣化しにくい
  2. お手入れが簡単
  3. サイズがコンパクト
  4. 価格が安め

 かくはん式の精米機は、圧力をかけて精米をしないので、熱を持ちにくいというメリットがあります。お米は熱を持つと、酸化し劣化がすすむと言われています。

また構造がシンプルなため、分解してお手入れすることができます。精米機は頻繁にお手入れをしないと、夏場にかけて虫が発生してしまいます。

そのため分解して水洗いができる「かくはん式」は、とても扱いやすいタイプと言えるでしょう。

その他にも、「サイズがコンパクト」な点や「価格を抑えることができる」点も他のタイプと比較すると優れています。

デメリット
  1. お米が割れやすい
  2. 動作音が大きい

 かくはん式のデメリットとしては、摩擦によって「砕米」と呼ばれる欠けたお米が出やすいという点です。砕米は、食感を損ねてしまいご飯を不味くしてしまいます。

ただし最近はメーカー努力によって、モーターの回転数を制御できるモデルが登場。これらのモデルは、砕米の発生を抑えることができるようになりました

 かくはん式の2つ目のデメリットは、「動作音」が大きいこと。深夜や早朝などの使用は近所トラブルになる可能性がありますので、注意が必要です。 

 圧力式

 つづいてご紹介するのは、圧力式というタイプです。圧力式の精米機は、シューターと呼ばれる回転軸を移動する際に圧力がかけられます。この時の摩擦によって精米を行います。

 1回シューターを抜けるだけで、精米が完了する仕組みなので時間がかからないのが特徴です。 

圧力式精米機の特徴は?

メリット
  1. 精米時間が短くて済む
  2. お米が割れにくい
  3. 動作音が小さめ

 圧力式精米機の大きな特徴は、「精米時間の短さ」と「砕米の少なさ」にあります。

玄米を一度通すだけで精米ができるので、短時間で精米が可能。構造上、お米が割れてにくく「食感が保てる」「栄養素が損なわれにくい」というメリットもあります。

デメリット
  1. お米の温度が上がりやすい
  2. サイズが大きめ
  3. お手入れしにくい
  4. 価格が高い

一方で、お米に圧力をかけるので熱が発生しやすいというデメリットがあります。そのためお米の酸化が進み、風味を損なってしまうことがあります。

加えて、かくはん式精米機に比べて仕組みが複雑なので、「本体が大型化しやすい」「お手入れが面倒」という点も考慮しなければいけません。

家庭用精米機として販売されているモデルは少なく、多くが業務用として作られています。

圧力循環式

 

最後にご紹介するのは、「圧力循環式」と呼ばれるタイプの精米機です。

圧力循環式は、3種類の精米方式の中で最も複雑な構造を持ちます。「循環式」と呼ばれるのは、精米機内部で玄米を何度も行き来させるためです。 

圧力式と同様に、回転軸を移動する際に圧力をかけながら精米を行いますが、圧力式に比べて弱い力で時間をかけて徐々に糠を取り除いていきます

 圧力循環式精米機の特徴とは?

メリット
  1. お米が割れにくい
  2. お米の温度が上がりにくい

圧力式と同様に、お米が割れにくく砕米が出にくいというメリットがあります。

それに加えて、弱い圧力で時間をかけて精米をすることによって「圧力式」のデメリットであったお米の温度上昇を抑えることができるのも魅力。

そのためお米本来の味をうまく引き出すことのできるタイプと言えるでしょう。ご飯を美味しく炊きたいのであればベストな方式

お米屋さんなどプロに愛用されることが多く、家庭用に販売しているのは「象印」のみになっています。

デメリット
  1. 精米時間が長い
  2. サイズが大きい
  3. お手入れしにくい
  4. 価格が高い

 最適な状態で精米を行うことのできる「圧力循環式」ですが、一般的な家庭で使用するには問題が多数あるのも事実。

まず精米には非常に長い時間を要します。5合の玄米を白米に精米するのに、約7分~10分ほどかかり、「かくはん式」の2倍以上の時間が必要です。

また構造が複雑なため、サイズが大きく収納に困ることや、パーツの分解ができずお手入れが困難なこともデメリットです。

価格に関しても、かくはん式が1万円前後で購入できるのに対し、圧力循環式は3万円前後が基準になってきます。

お米の味を追求したい!といった強いニーズがある方のみにおすすめしたい種類です。

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