「油性ボールペン」「水性ボールペン」に次ぐ、新たなボールペンとして誕生した「ゲルインクボールペン」。
サラサラとした書き味で、にじみにくいという特徴があります。
今回は、そんなゲルインクボールペンにフォーカス。各メーカーから発売している様々なモデルを比較し、おすすめのゲルインクボールペンをご紹介していきます!
ゲルインクボールペンとは?
油性や水性のボールペンは聞いたことあるけど、ゲルインクはよく知らない!なんて方も多いのでは?
ゲルインクボールペンは、「油性と水性の良いところどりをしたもの」という言い方がされることがあります。
それもそのはず!油性ボールペンの特徴である「乾きやすさ」「にじみにくさ」と水性ボールペンの特徴である「滑らかな書き心地」の両方を持っているボールペンだからです。
サラサラとした「なめらかな」書き心地
ゲルインクボールペンは、サラサラとした書き味が魅力。まるで水性のボールペンに近い感覚で文字を書くことができます。
「油性ボールペンの紙にひっかかる感じが苦手!」という方に人気が高くなっています。
また書き始めでも「かすれない」、筆圧をかけなくても「濃い字が書ける」といったメリットがあるので、絶対に失敗できないビジネスでの重要書類などにおすすめです。
耐水性に優れていて「にじみにくい」
ゲルインクは紙面に付着すると、すぐに乾くという特徴があります。そのためインクに手が触れて汚れてしまうといったことがありません。
また耐水性に優れているので、雨に濡れてもにじみにくいというメリットがあります。
そのため「履歴書」など、配達時に雨や水に濡れる可能性がある書類への記入にもおすすめです。
インクの減りが早いのには注意
しかし、そんなゲルインクにもデメリットが存在します。それは、他のボールペンに比べて、インクの減りが早いことです。
そのため「いざ使おう!」といった時に、インク切れを起こしてしまうことがあります。
学生をはじめとして、 高頻度でボールペンを使うという方は、替え芯(リフィル)をストックしておく必要があるでしょう。
- サラサラとしたなめらかな書き心地
- 軽い筆圧でも濃い文字が書ける
- すぐに乾く
- 水や雨に濡れてもにじみにくい
- インクの減りが早い
おすすめのゲルインクボールペン
ここからは、モノハック編集部が厳選したおすすめのゲルインクボールペンをご紹介していきます。
- おすすめのゲルインクボールペン一覧
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書き味抜群!コスパ最強
「ゼブラ サラサクリップ ジェルボールペン 0.5mm 黒」¥100 手帳やカレンダーにおすすめ極細ペン
「三菱鉛筆 ユニボール シグノ RT1 0.38mm 黒」¥150 木製グリップで優しい雰囲気を演出
「三菱鉛筆 ゲルボールペン ピュアモルト 0.5mm」¥500 4色で使い分けが可能な多機能ボールペン
「サクラクレパス Ballsign4*1」¥1,000 回転式を採用したシックな1本
「ぺんてる エナージェルフィログラフィ 0.5mm」¥2,000 高級感溢れる国産ボールペン
「パイロット カスタム74」¥7,000
仕事場や自宅、学校など様々な場所で使用するボールペン。最新のモデルではインクに工夫を施し、サラサラと書き心地の良いモノが増えてきています。 普段何気なく使っているボールペンですが、実はあなたに合ったボールペンというものが存在します。 […]
書き味抜群!コスパ最強「ゼブラ サラサクリップ ジェルボールペン 0.5mm 黒」
ユーザーからとくに「書き味がいい!」と評価がされているのが、ゼブラから発売されている「サラサクリップ ジェルボールペン 0.5mm」。
インクかすれがなく、使い始めでもサラサラと書けるのが特徴。「ボールペン最強」と評価するユーザーも!
可動式バインダークリップを採用し、ノートやボードなどにラクラクはさんでおくことができます。
定番色の「黒」「青」「赤」から、「ネオンイエロー」「ネオングリーン」といった変わった色まで全部で46色を発売。
ノートや書類などからイラスト書きまで、幅広い用途で使用することができますよ!価格も安いので、現時点でコストパフォーマンス最強の1本と言えるでしょう。
インク種類 | ゲルインク |
インク色 | 黒 |
ペン先収納 | ノック式 |
ボール径 | 0.5mm |
重さ | — |
価格の目安 | ¥100(税抜) |
Amazon評価 | 4.3点 / 5点(執筆時) |
- ユーザーの口コミや評価
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仕事の関係でさまざまなボールペンを使いますが、結局これに落ち着きました。文字のかすれがないので、濃く美しく書くことができます。グリップも壊れずに長く使うことができますよ!(Amazonレビュー)
- 動画でチェックする
手帳やカレンダーにおすすめ極細ペン「三菱鉛筆 ユニボール シグノ RT1 0.38mm 黒」
こちらも低価格ながらユーザーから非常に高く評価されている三菱鉛筆の「ユニボール シグノ RT1」。
チップ先端の角をなくした「エッジレスチップ」を採用。紙へのひっかかりが少なく、なめらかに文字を書くことができます。
インクがかすれず、かつ出すぎないので、心地よい感覚で筆記ができるがポイント。
芯の太さは0.38mmですが、文字がつぶれないので、手帳やカレンダーなど小さな枠への記入にもおすすめです。
インク種類 | ゲルインク |
インク色 | 黒 |
ペン先収納 | ノック式 |
ボール径 | 0.38mm |
重さ | — |
価格の目安 | ¥150(税抜) |
Amazon評価 | 4.3点 / 5点(執筆時) |
- ユーザーの口コミや評価
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エナージェルから、こちらに替えました。インク詰まりや手にインクが付くことがなくなりストレスフリーです。(Amazonレビュー)
ほぼ日手帳に使用しています。太さ0.38mmですが、なめらかで書きやすい。ボールペン特有のインク玉ができることがなく、大変気に入っています。(Amazonレビュー)
- 動画でチェックする
木製グリップで優しい雰囲気を演出「三菱鉛筆 ゲルボールペン ピュアモルト 0.5mm」
ウイスキーの醸造でつかわれるオークの木からつくられた「樽材」を使用して作られているのが、三菱鉛筆から発売されている限定モデル「ピュアモルト(PURE MORT)」です。
「ナチュラル」と「ダークブラウン(上記写真)」の2種類で展開していますが、どちらもナチュラルで優しい空気感を演出してくれます。
重くもなく軽すぎもない絶妙な重さで、「長時間使っていても疲れにくい!」という意見が多くみられる1本です。
インク種類 | ゲルインク |
インク色 | 黒 |
ペン先収納 | ノック式 |
ボール径 | 0.5mm |
重さ | 約13.7g |
価格の目安 | ¥500(税抜) |
Amazon評価 | 4.4点 / 5点(執筆時) |
- ユーザーの口コミや評価
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ピュアモルトシリーズの大ファンです。木軸が指に心地よいです。軽いので外出用のペンとしても活躍しています。(Amazonレビュー)
インクの書きムラがなく、とても書きやすい。軽量なので長時間仕事で使うときも疲れません。(Amazonレビュー)
4色で使い分けが可能な多機能ボールペン「サクラクレパス Ballsign4*1」
続いてご紹介するのは、サクラクレパスから発売の「Ballsogn 4*1(ボールサイン フォーバイワン)」です。
こちらは「黒」「赤」「青」「緑」の4色ボールペン(0.5mm)とシャープペンシル(0.4mm)が1セットになっている多機能ボールペンです。
軸径12mmのスリムなボディで、手帳のペンホルダーに挟んで持ち歩くのもおすすめ!4色あるのでスケジュールごとに色分けすることも可能です。
インク種類 | ゲルインク |
インク色 | 黒 / 赤 / 青 / 緑 |
ペン先収納 | ノック式 |
ボール径 | 0.4mm |
重さ | — |
価格の目安 | ¥1,000(税抜) |
Amazon評価 | 3.4点 / 5点(執筆時) |
- ユーザーの口コミや評価
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グリップに重心があり、とても持ちやすい。ジェットストリームなどと比較すると、インクの発色が良く、黒がとても見やすい。(Amazonレビュー)
デザインが好みだったので購入。仕事で使っていますが、文字のかすれなどはありません。(Amazonレビュー)
インクの減りがとっても早い。まだ残っているはずなのに出ないことがあります。 (Amazonレビュー)
回転式を採用したシックな1本「ぺんてる エナージェルフィログラフィ 0.5mm」
ノック式ではなくボディ中央部を回転させることでペンを出す方式を採用しているのがぺんてるの「エナージェルフィログラフィ」になります。
筆圧をかけなくても、濃く力強い文字を筆記することができるのが特徴。他のモデルよりも濃くはっきりした印象の文字に仕上がります。
ボディカラーは、「ブラック」「ダークブルー」「ターコイズブルー」「ホワイト」「シルバー」「レッド」「ブラウン」「ウォームシルバー」の計8種類で展開。
どれもが落ち着いた高級感のあるシックなデザインで、オフィスワークでの使用におすすめです。
インク種類 | ゲルインク |
インク色 | 黒 |
ペン先収納 | 回転式 |
ボール径 | 0.5mm |
重さ | 約25g |
価格の目安 | ¥2,000(税抜) |
Amazon評価 | 4.1点 / 5点(執筆時) |
- ユーザーの口コミや評価
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エナージェルシリーズでもこのモデルは、ボディに金属感があり、高級な印象をうけます。とてもシックなデザインで人前でつい使いたくなります。(Amazonレビュー)
高級感溢れる国産ボールペン「パイロット カスタム74」
最後にご紹介するのは、ゲルインキを採用するボールペンの中でも高価な部類に入るパイロットの「カスタム74」です。
モンブランやパーカーのような高級万年筆を彷彿とさせるような重厚で高級感溢れるデザインなのが特徴です。
やや曲線を描く樽型のボディで、手に吸い付くような感覚で持つことができるため、長時間書いていても疲れない設計になっています。
インク種類 | ゲルインク |
インク色 | 黒 |
ペン先収納 | 回転式 |
ボール径 | 0.7mm |
重さ | — |
価格の目安 | ¥7,000(税抜) |
Amazon評価 | 4.8点 / 5点(執筆時) |
- ユーザーの口コミや評価
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ペンの太さや重さのバランスが日本語を書くために最適です。リフィル(替え芯)によって長文を美しく書くことも可能です。(Amazonレビュー)
ストレスのないスラスラとした書き心地。持ち運びやすいので役所や店で書類を書く際に重宝しています。(Amazonレビュー)
ただのプラスティックの外見に見えますが、素材が異なり傷が付きにくくなっています。(Amazonレビュー)
ゲルインクボールペンに関するQ&A
ゲルインクボールペンの仕組みを教えてください
油性と水性ボールペンの両方の良いところをもつゲルインクボールペン。なぜそんなことが可能になったのか、簡単に仕組みを解説します。
実はゲルインクボールペンは、インクの粘度が状況によって変化します。
芯の内部にインクがあるときは、粘度の高い状態(ゲル状)にありますが、紙面に筆記をする際(ボール付着時)には、水性ボールペンのように粘度の低い状態(サラサラ)に変化します。
そのため書き始めでもかすれない、かつ滑らかな書き味を実現しているのです。
そして驚きなのが、このゲルインクは、紙面に付着すると再び粘度の高い状態(ゲル状)へと変化します。
そのため、油性ボールペンのように乾きが早く、にじみにくいという性質を発揮するのです。
染料ゲルインクと顔料ゲルインクは何が違うの?
ゲルインクには、着色剤(色素)に「染料を使ったもの」と「顔料を使ったもの」の2種類が存在します。
特別これらの違いに神経質になる必要はないと思いますが、一応頭に入れておくと良いかも知れません。
染料インク | 発色が綺麗で、カラーバリエーションが豊富になっています。ただし、耐水性に劣っており、にじみやすいというデメリットがあります。 |
顔料インク | 一方の顔料インクは、耐水性や耐久性に優れており、長期の文書保存に向いています。ただし、発色の鮮やかさに劣ることやペン先がつまりやすいというデメリットがあります。 |
ゲルインクボールペンは履歴書を書くときに使っても大丈夫?
ゲルインクで履歴書を書いても大丈夫? という質問をよく受けるのですが、むしろおすすめしたいボールペンの種類の一つです。
書き始めのかすれがないので、履歴書の記入ミスが少なくなります。
まとめ
ここまでゲルインクボールペンについて解説してきましたが、いかがだったでしょうか。
滑らかな書き心地でありながら、耐水性に優れるゲルインクボールペンは、きっと貴方のボールペンの選択肢の一つになるはずです。
今回ご紹介した6つの商品を参考に、最適な1本を選んでくださいね!