万年筆とボールペン。社会人が持つべき1本はどっち?違いや使い分けについて解説!

普段何気なく使っている筆記用具ですが、営業や商談といったビジネスシーンにおいては、相手に好印象を与える重要なアイテムです。

これから新たに社会人になる方やもっと仕事に精を出したいと考えている人にとって筆記用具選びは非常に重要です!

そんな中で頭を悩ませるのが、「ボールペンを持つべきか?」「それとも万年筆を持つべきか?」という疑問です。

「できる社会人は万年筆を使う」「高価な万年筆は相手先に悪い印象を与える」などさまざまな意見があるので、悩んでいる方も多いのでは?

ここでは、そんな疑問にこたえるべく、「ボールペン」と「万年筆」のメリットやデメリットを徹底的に比較!社会人がどっちを持つべきかについて解説していきたいと思います。

万年筆とボールペンの違いとは?

まず最初に万年筆とボールペンの簡単な違いについておさらいしておきましょう。

万年筆の特徴

万年筆はサラサラとした低粘度のインクを、ペン先に少しずつ流していくことによって筆記を行います。ボールペンにはない滑らかな独特の書き心地が特徴であるとともに、時間とともにペン先が自分仕様にどんどん変化していくのがポイントです。

価格が高いこともあり、長期にわたり愛用する一生モノの筆記用具ということができるでしょう。

ボールペンの特徴

一方のボールペンは、ペン先についているボールに高粘度のインクが付くことによって筆記を行います。万年筆とは異なり、構造が比較的シンプルで、利便性や実用性に優れているのが特徴です。

価格は80円~30,000円と幅広く、どんなシーンにも使える万能型の筆記用具になっています。

万年筆とボールペンの比較

さっそくですが、万年筆とボールペンをさまざまな面から比較をしていきたいと思います。

それぞれにメリット・デメリットがありますし、選ぶ基準は人によって違うでしょう。

  1. 字が綺麗にかけるのは?
  2. お手入れが簡単にできるのは?
  3. 利便性に優れているのは?
  4. ファッション性に優れているのは?
  5. 相手へ好印象を与えることができるのは?

上記の5つのポイントで、「万年筆」と「ボールペン」を比較しています。

「自分が何を重視するか」を意識して読み進めてもらうと、結論が出やすいかと思います。

①字が綺麗に書けるのは?

社会人ですと、クライアントとの契約書など重要な書類に記入するシーンも多いかと思います。

もちろんミスのないように記入するのは大前提ですが、字が綺麗だとクライアントに好印象を与えることができます。

その際に分があるのが「万年筆」です。万年筆を使うとボールペンよりも自分の字をうまく見せることができます。

万年筆はボールペンと異なり、ペン先に弾力性があります。そのため「とめ」「はね」「はらい」など日本語をうまく書く際の繊細な表現に優れていると言われています。

もちろん人によって向き不向きはありますが、初めて万年筆を使った人の多くは「自分の字がうまくなった気がする!」といった感想を抱く人が多くなっています。

クライアントや上司などに「なるべく綺麗な字をみせたい!」と考えているのであれば、万年筆を選ぶといいでしょう。

ただし万年筆を使うのには、「持ち方」「筆圧」などに少し慣れが必要です。自宅などで試し書きをしてから仕事で使うことをおすすめします。

②お手入れが簡単にできるのは?

毎日使う筆記用具ですので、なるべくお手入れが簡単なものを選びたいですよね。

その点でいうとボールペンは、ほとんどお手入れの必要がありません。必要なのは、インクが切れたときに芯(リフィル)を入れ替える作業くらいでしょう。

その一方で、万年筆は長く愛用するためには定期的にお手入れが必要になってきます。

特に万年筆は、しばらくの期間使っていないとインクが乾燥してしまい「インク詰まり」が起きやすくなります。そのためしばらくの間、使用しないのであれば「水洗い」が必要になってきます。

「ただでさえ忙しいのに、万年筆のお手入れをするのは面倒!」という方はボールペンを選んだ方が良いと言えるでしょう。

【万年筆のお手入れ方法】

<カートリッジ式の場合> カートリッジをまっすぐ引き抜き、ペン先を首ごと水かぬるま湯を入れたコップに入れておきます。しばらく使っていなかった時には、1日つけておくと効果的です。 <コンバーター式の場合> コンバーターを装着したまま、ペン先を水かぬるま湯を入れたコップに入れ、インキを吸入するように、インキが出なくなるまで水を繰り返し出し入れします。※吸入式も同様です。 引用:PILOT公式HP 「よくある質問と回答」より

③利便性に優れているのは?

お手入れの他にも、筆記用具の「利便性(実用性)」は選ぶ上で非常に大切です。

ボールペンに比べると万年筆は、利便性の面で非常に劣ってしまいます。理由としては以下のような点が挙げられます。

  1. 書くのにコツが必要
  2. 水に濡れると滲んでしまう
  3. 複写式の紙には使用できない
  4. 衝撃に弱い

先ほども説明したのですが、万年筆は綺麗に文字を書くためにコツや慣れが必要です。

基本的にどの角度でも書くことのできるボールペンと違い、万年筆は「45度~60度」くらいの角度で寝かせ気味に持つ必要があります。

慣れていない間は、文字をうまく書くことができずに「いざ」というときに使えない可能性があります。

また、万年筆のインクはほとんどが「水性」です。そのため筆記を行った書類が水や汗、雨などに濡れてしまうと、文字が滲んでしまうリスクがあるのです。

特に「手紙」を送る際は、配達などの際に雨に濡れてしまい文字が消えてしまう恐れがあることを頭に入れておきましょう。

それに加えて覚えておきたいのが「複写式」の領収書・伝票・契約書・申込書などには万年筆は使えないということです。

日々の業務で「複写紙」を使用しているという方に、万年筆はおすすめできません。

最後に、万年筆はボールペンに比べて作りが複雑になっています。そのため衝撃に弱いというデメリットがあります。

長く愛用するためには、しっかりとペンケースに入れて持ち運ぶ必要があります。

「ストレスなく便利に使いたい!」というニーズがあるのであれば、選ぶべきは間違いなくボールペンになるでしょう。

④ファッション性に優れているのは?

「おしゃれ」「かっこいい」といったファッション性を重視する人もいるのではないでしょうか?

せっかくお洒落なスーツを身にまとったのであれば、筆記用具もファッション性の高いものを選びたいですよね!

そういった面では、万年筆はファッション性に非常に優れたアイテムと言えるでしょう。

特に万年筆独特のフォルムには美しさが感じられ、根本からペン先まで細かい細工がされているものがほとんどです。

高級ボールペンにもお洒落なデザインが施されているものもありますが、やはり万年筆のフォルムの美しさにはかないません。

⑤相手へ好印象を与えることが出来るのは?

やはり最後に気になるのは、クライアントや同僚、上司といった相手が抱く印象ではないでしょうか。

実際に、20代~30代の社会人男性から「万年筆を使いたいけど、生意気にみられないか心配」「高価な万年筆は、クライアントに悪い印象を与えてしまうのでは?」といった質問を多く受けます。

しかし、多くのケースでそのような心配は無用です。万年筆を使う社会人は「ペン1本にもこだわりを持つしっかりとした大人」というプラスの印象を相手方に与えることができます。

特に重要な書類にサインをするときなどは、ボールペンよりも万年筆を使用した方が「相手への敬意」を表現することができます。

一方で、重要な商談などの際に「100円程度のボールペン」を使用するのはおすすめできません。ボールペンを使用するのであれば、1,000円以上の高級感のあるものを選ぶと良いでしょう。

社会人におすすめなのはボールペンと万年筆どっち?

ここまで万年筆とボールペンのそれぞれのメリットやデメリットを比較してきました。

改めて整理してみると、万年筆は「字の綺麗さ」や「ファッション性」「相手への印象」に強みを持っている反面、「お手入れの面倒さ」や「利便性」に難点がみられます。

一方のボールペンは、「お手入れ」や「利便性」に優れており、他の面でもマイナス面は見られません。

比較万年筆ボールペン
字の綺麗さ
お手入れ×
利便性×
ファッション
相手への印象

「社会人がどちらを持つべき1本はどちらか」という疑問に答えるのは、大変難しいのですが、あえて答えるのであれば「ボールペン」です。

それも1,000円を超えるような落ち着いたデザインの「高級ボールペン」がおすすめです。

「お手入れの簡単さ」や「利便性」といったボールペンの利点を生かしつつ、ファッション性の高いオシャレな1本を選ぶことができます。

ただし「ある程度のボールペンはすでに持っている!」というのであれば、「いざ!」というときの使い分けのために万年筆を選ぶのも良いかもしてません。

普段は「ボールペン」、重要な商談は「万年筆」といった使い分けが出来るのが社会人としてベストといえるでしょう。

なお、おすすめのボールペンに関しては以下の記事で解説していますので、そちらも参考にしてみてください。

おすすめのボールペン10選をご紹介。初心者でもわかりやすい選び方も解説していきます!h

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